危婦人「グラジオラスの記憶」

危婦人・女優空間Ver.1「グラジオラスの記憶」
脚本・演出:スギタクミ

飯田橋カフェ・ラブリコ

 舞台(劇場)は東京にある本物のカフェで、舞台(設定)は秋田にある架空のカフェ。それって無理があるんじゃないのと思うかもしれませんが、出演者の努力の結晶・ネイティブ東北弁のおかげで気分は見事に秋田県。たまに全然なに言ってるのか聞きとれないほどのハードコア秋田訛りスラングまで顔を出す。
 あと、カフェの前の道路を自転車で通り過ぎるシーンがあるのですが、みんなの視線がそこに向かっている中を全く関係ない通行人が自転車で偶然横切っていったのが面白かった。こんなアクシデントもカフェ公演ならでは。
 ところで、なぜ危婦人の方々はみんな名前がカタカナ五文字なんだろう。ずっと気になっているけど毎回聞きそびれてしまう。