2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

猛進する猪突

開幕ペナントレース 「東京ラヴストーリー」 構成・演出:村井雄 @板橋アトリエSENTIO それがどんな顔なのか見当もつかないけれど、しれっとした顔で展開するコントオムニバスの演劇風・ダンスパフォーマンス添え…そんな料理。「何がしたいのか分からない」…

雰囲気をもてあそぶ

仕事終わり、渋谷に移動して『パビリオン山椒魚』鑑賞。 異様に気持ち悪い会話のテンポだとか、肝心のオオサンショウウオが作り物感まるだしだったり、なんかおかしいぞと思いながら見ていると中盤にさしかかり、いきなり山賊のだれそれがどうのとかいう、あ…

スターの一生

イデビアン・クルー「補欠」 振付:井手茂太 @世田谷パブリックシアター 最初と最後の曲が非常にお気に入り。曲名わからず、聞きそびれる。

主観的うそっぱちと客観的リアリティ

ちょっとだけ昔、先週くらいに、とても発色のいい銀色の塗料があるとの噂を聞きつけ、誰からの発注でもなくスチレンボードで包丁を試作してみたりしていたのですが、そのことをすっかり忘れていた今日、本棚の隙間から突然包丁(もちろん、スチレンボード製…

人間と100円はどっちが偉い?

『炭酸水とミルクの音楽』の、100円楽器の世界に読み浸る。肩まで浸かる。 さほど楽器には明るくない僕ですが、アイデア発想の鉄則『製品を物体として扱え』*1を自分がどれだけ徹底していなかったかを思い知らされる。目からウロコどころか、サカナが丸ごと…

まばたき禁止

庭劇団ペニノ「アンダーグラウンド」 脚本・演出:タニノクロウ @下北沢ザ・スズナリ 演劇でもなければジャズコンサートでもない、皿のようにした目でただ見つづけたジャンル無用の一部始終。

粟立つ肌と手に汗

スロウライダー「Maggie」 作・演出:山中隆次郎 @下北沢駅前劇場 ホラーっぽい劇団だと事前に聞いていたせいか、なにもかもが怖く見えてしまう。開けっぱなしの襖間、天井までそびえる奇怪なパネル、そこに当たる照明の明るさ、暗さ、文字の羅列、か…

暴れるひとたち

クロムモリブデン「猿の惑星は地球」 作・演出:青木秀樹 @中野ザ・ポケット 関西出身の劇団ですが、そして僕も関西出身なのですが、なぜか東京公演しか見たことがない。それというのも関西観劇当時の僕は臆病で、『クロムモリブデンは過激らしい』という世…

二ヶ月間の集中砲火

チラシ束の整理をしていたら、今月と来月だけで見たい芝居が13本もあることに気づく。すでに9月入って3本見てるから合計16本。これまでの僕の観劇ペースからすると2倍にまで膨れあがっています。 『見たことのある面白い劇団』よりは『見たことないけど面…

箱詰めブラックジョーク/充実時間

ひさびさに昼夜の劇場ハシゴ。大学時代は暇と体力持て余して、しょっちゅう行ってたもんですが。 高校演劇をやってたでもなく、いまだにシェイクスピアすら未読未見の僕にとって、生まれて初めて読んだ戯曲はまぎれもなく『もぐらたたきの大きさ』なのでした…

マミーしかない

クーピー「CLEAR CLOSS」 作・演出:大塚祐也 @下落合TACCS1179 この間までアルスノーヴァにいたから余計かもしれないけれど、小綺麗で理想的なサイズの劇場。それを素舞台(ただしDJ付き)で広々と、運動量は半端じゃないのに息は上がらず、転換中もキレ…

いないひとをさがす

ペンギンプルペイルパイルズ「道子の調査」 作・演出:倉持裕 @下北沢ザ・スズナリ 『意味もなく声に出して読みたい劇団名』としては以前から五本の指に入っていたものの、今回が初見のPPPPは超満員でギミック尽くし。錠剤攻撃、うちのがあれへんオレン…