2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

よもやま経済

Rimini Protokoll 「カール・マルクス:資本論、第一巻」 演出:Helgard Haug/Daniel Wetzel @にしすがも創造舎 前回のムネモパークがあまりにも面白かったので、俄然期待の高まる第二回来日公演。原作未読。原作? とりあえずドイツ語のヒアリングができ…

異文化コミュニケーション

ワワフラミンゴ 「流れる生活」 作・演出:鳥山フキ @原宿greenz 自然光射し込む窓つきの劇場・下北ファインホール閉館後に選ばれた次の上演場所はカフェの3階。ファインホールで観たときは白昼光でしたが、今回は夜公演だったので原宿郊外の疎らな夜景と…

遅延

the end of company ジエン社 「ゴーストニートペアレント」 作・演出:作者本介 @高円寺明石スタジオ 『努力は必ず報われる』みたいなことが当たり前の美徳として備わっている世の中で、一貫して「やる気のなさ」を作品として発表し続けるジエン社の背徳美…

山頂からの歌

ナルペクト 「ラストナンバー2009」 脚本:鈴木しげき/演出:成島秀和(こゆび侍) @恵比寿エコー劇場 成島秀和 in 吉本興業。この特異な組み合わせが以前からちょくちょく成立しているのは耳にしていたものの、なかなかこの目で確かめられないまま今日に…

大逆襲ジェネレーション

ゴジゲン 「たぶん犯人は父」 作・演出:松居大悟 @こまばアゴラ劇場 ほぼ前知識なし、ゴジゲンが五時限なのか五次元なのかさえ知らずに観劇。変わり種ばかり見ているせいか、アゴラ劇場でこういうセットは初めて見た気がします。

逆名前負け/ど正統派

Hushアーティスト: Asobi Seksu出版社/メーカー: Polyvinyl Records発売日: 2009/01/26メディア: CD購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (19件) を見る まずは、このバンド名から否応なく発生する先入観あるいは偏見を、あえて捨てずに一度目は聞い…

春よ来い、しかし、この線からこっちには来るな

涙もろいのは気候のせいだ。 本人の意志とは関係なく板東英二のモノマネ(しかも似てない)になってしまう自分の鼻声が憎い。えぁほっばに(いやホンマに)。 この時期の花粉症患者同志の友情結束の強さったらなく、同時に花粉症の苦しみが解らない人への排…

映画のおわり

タカハ劇団 「GOD NO NAME」 作・演出:高羽彩 @下北沢駅前劇場 お話のトーンは沈んでいても淀んではなく、謎のすべてが明かされなくても消化はよく、右脳で観るたぐいの芝居でもないのに左脳を通らず直接腑に落ちる、この不思議な感触。これはちょっと今ま…

他人に一言

コマツ企画 「汝、隣人に声をかけよ」 作・演出:こまつみちる @王子小劇場

やけっぱちのキューティクル

こうなるともう、一人では取れません。 この状態に至るまで彼女に何があったのか。そのドラマの重さには耐えられる気がしない。

crows,close

スロウライダー 「クロウズ」 作・演出:山中隆次郎 @新宿THEATER/TOPS

目撃する権利

ところでそれにしても2月は見に行く芝居が多すぎます。そのなかから本当に見たいと思っているものだけを厳正に厳選して選り分け選りすぐってもまだ合計2桁を切らない現実。最大の要因が「演劇は今しかない」ってことなのは明白で、来月でも来年でも買いた…

ぐうの音

ちかごろ午前中の空腹感が異常です。いわゆる『夜中に無性に何か食べたくなる時間』が10時間遅れで来た感触。 べつに朝食抜いてるわけでも食べる量減らしたわけでもないんですが、午前11時ごろが空腹のピーク。朝からちょっとそれはどうかという量を食べて出…

とりとめなど要らぬ

五反田団 「俺の宇宙船、」 作・演出:前田司郎 @三鷹市芸術文化センター・星のホール 普段全くといっていいほどに何一つ建て込まない五反田団ですが、劇場入り口を一歩入ると木造の宇宙船(のように見えなくもないパネルの裏側)がお出迎え。そして美術が…

ら抜きの2月

あひるなんちゃら 「フェブリー」 脚本・演出:関村俊介 @新宿サンモールスタジオ 客入れ音楽がTommy februaryであることの意味に気付いたのは開演5分前、あまりにナチュラルで野放図なそのボケに思わずアッて言いそうになる。Tommy heavenlyと交互に流し…

はじめての破棄/斜め聴きにも程がある

辻本さん、粗大ごみを捨てるの日。これは事件です。あんなに普段何も捨てようとしない人が。 6年も前にリサイクルショップで購入した筋金入りの中古品とはいえ、座った途端に座面の板が割れて抜ける椅子とは今後付き合っていける自信がなくなりました。「椅…