2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

冷たい地下室のサディスティックメルヘン

と、そんなわけで「真夏の夜の蛇腹姫」終了しました。 賛否両論が人それぞれではなくステージごとにキッパリ分かれたり、成島氏をよく知る人たちからの感想でさえ「らしい作品」と「意外な一面」とに分かれたりした今公演。ムラがあると言ってしまえばそれま…

初日速報

マチネ(昼公演)16:00〜 ・開き直るつもりは決してないのだけど、初日の初回ですからねえ、といった空気。つまり、客席から笑い声、一切なし。かといって致命的なミスがあったでもなく(ミス自体はあったけれども)、個々に聞いた評判はまずまずだっただけ…

開戦前夜

「セサミストリート倍速再生みたいな」 「もっと紳士で貴族でバロンって顔して」 どちらも成島氏の演出指示の言葉です。今これ読んでキョトンとした人、たぶんあなたが正しい。でも、こゆび侍の稽古という名のコミュニケーションを通過してきた役者陣は、そ…

右腕の比重

稽古も大詰め、今週末にはもう本番です。が、我が人生初の『小道具リストが1ページ以内で収まる芝居』、いつもならこの時期にはゼエゼエ言いながら重い荷物をジャラジャラいわせて稽古場間を行き来していたもんで、なんだか肩透かし感が否めない。そういえ…

完全合法アシッド演劇

少年王者舘「I KILL(イキル)」 作・演出:天野天街 @下北沢ザ・スズナリ 本番まで一週間を切ると、余所様の芝居は忙しくてなかなか見にいけないのですが、今回は幸か不幸か小道具も少なく、準備も好調に進んでいたので出かける。とはいえ、たとえ小…

第二の家/無残の雨

劇場となるアルスノーヴァの下見に行く。小道具が劇場の機構と絡むことってあまりなく(だってそれは装置扱いだから)、実はこれまでの3年間、一度も行ったことがなかった劇場下見。じゃあ今回なぜそこに参加しているか、ということについては各々察してい…

人間の危機

play unit-fullfull「サヨナラとさようならをする」潮騒編 作・演出:ヒロセエリ @下北沢OFF・OFFシアター ゆるやかな生活は些細なきっかけで、ゆるやかに壊れはじめるが、幽霊は犬。波のように寄せては返す人間模様、でも犬は幽霊。ありゃ反則だろ、…

地の利

昼過ぎから煙幕のような雨が降る。前が見えないほどの。 出かける前に小降りになったから良かったようなものの、今日の雨といい一月の雪といい、行こうとするたび何かの天変地異に見舞われる疾風怒濤の小劇場、それが神楽坂ディプラッツ。なのです。 ハイブ…

取材旅行

文字通り、素「材」を「取」りに新木場まで旅立つ。ひさびさに降り立った東京駅の広さと、京葉線ホームまでの距離の遠さ。車窓から見えた海の一部と夢の島。 何を「取材」してきたかは本番までの秘密です。まだ100%これを使うと決まったわけじゃないし。た…

めがさめました、ねむいけど

今日の稽古場は何処だったのか、かなり記憶があいまいなのはきっと酒のせいではないと思うのだけれども、まあ何にせよ完本めでたしめでたし、これから小道具がんばります、の祝杯。 とりあえず諸問題に一条の光が差す。とはいえ、最高のクオリティと万一の危…

二階からの目薬

二階堂和美のアルバムアーティスト: 二階堂和美出版社/メーカー: Pヴァインレコード発売日: 2006/08/04メディア: CD購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (118件) を見る 夜は「絵空葉書」で快適に眠り、 朝は「いてもたってもいられないわ」で快適…

いいパーク

前日の筋肉痛(何故か主に左足土ふまずの痛み)を引きずりつつ、仕事休みを利用し自転車で吉祥寺へ、と行く途中で自転車がパンクしてサイクルショップへ立ち寄る、とチューブ自体がダメになっていると言うのでチューブ交換三千円也。 気を取り直して吉祥寺は…