2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

脱線/伏線/漸近線

あなピグモ捕獲団 「永久サテライト」 脚本・演出:福永郁央 @中野スタジオあくとれ ずいぶん前から名前だけは聞こえていたけど見逃し続けてきた劇団、ついに捕獲成功。

解法その1

スチロールが嫌な音を立てても、ポリエチレンが着色できなくても、シリコンが高すぎても、カネライトフォームが固すぎても、ブルースタイロフォームがブルーでも、ライオンボードが名前変わって使う気しなくても、僕らには最後の希望がある。 と、紙粘土を褒…

話セバワカル/連レテッテ

高円寺にて小道具総合会議、のち、こゆび侍第8回公演顔合わせ。 最近じゃすっかり「次の現場はこゆび侍です」と言うと「ホームだね頑張って」と言われ、そのたび「いやいや別にホームじゃないですから」と答える、っていう一連のルーチンワークが出来上がっ…

口許に浮かぶダンス

青年団国際文化交流プロジェクト2009 「キョウトノマトペ Kyotonomatopee」 作・演出:ロラン・コロン @アトリエ春風舎 自分たちが普段あまりにも普通に使っているものだからこそ『日本語に興味がある外国人』の、その興味の矛先に僕は興味があったりもして…

悲報

ライオンボードがコーヨーソフトボードに改名してました。いつからだ、全然気づいてなかった。 呼び名以外の性質とかは変わらないので今後も変わらぬお付き合いになるのでしょうが、なんか急激に工業用っぽさが増したネーミング。悲しい。悲しいなあ。この悲…

乱れ舞うペンライト

ロロ 「いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校」 作・演出:三浦直之 @新宿眼科画廊 なんだかんだで今年3回も観てる、「表現を模索する」ことに関しては他の追随を許さないロロ。 「提示」でも「追求」でもなく「模索」と呼んだのは、目…

心頭滅却すれど陽はまだ高し

打ち合わせが続きますが、それ以上に暑い日も続きます。最高気温30度ですって。懸命になって「お湯だと思えばぬるいほうだ」と自分に言い聞かせますが、気持ちでカバーできるものごとには限度があり、その限度ってやつは意外に低い。結果、「初対面でその量…

果報待ち人間

深夜3時に足つって、のたうちまわりながら目覚めて、現在に至る。なんかもう、あれだ。違う意味で筋肉馬鹿だ。 昨日に引き続き9月に向けての、でも昨日とは別のミーティング。今回ついに公演期間が丸々かぶっている2現場の小道具を同時にやる、という自分…

水面下革命

新宿某所で某ミーティング。 たしかに小道具作りに対して並々ならぬ情熱的なものを燃やしている的に思われがち的な僕ですが、夕食の席で父親が突然「父さん本当はパイロットになりたかったんだ」と言い出すようなレベルでの『なりたかったもの』が僕にもあっ…

心臓えぐりのバズウカ

キリンバズウカ 「スメル」 脚本・演出:登米裕一 @王子小劇場 東京に来て早6年が経ちましたが、その間で同じ芝居を2回見に行ったのは今日で三度目です(関西にいたころを含めても生涯五度目くらい)。少年王者舘、味わい堂々、そしてキリンバズウカ。 比…

七月なのか

明日は七夕ですね。僕はそんなに七夕というイベント自体には思い入れもないのですが、毎年楽しみにしているのは他人の短冊です。 具体的なことはよくわからないけど、志の高さだけは伝わってくる。 こっちはもう願いというか、ただの報告。

凡人のロックンロール/東京病患者諸氏に告ぐ

キリンバズウカ 「スメル」 脚本・演出:登米裕一 @王子小劇場 「ガール・スパークス」の感想と重複しますが、登米さんの書く脚本における「田舎」と「東京」の捉え方とか、「田舎」から出てきた「自分」と「東京」に対する距離感とか、そういう要素はダー…

悩みから生まれたバケモノ

ろりえ 「ひばりの大事な布」 作・演出:奥山雄太 @早稲田どらま館 いつの間にかタイトルから「美空」の2文字が削られていた件の詳細までは知らなくとも諸事情察するに余りありますが、そういう外的配慮はできるのにフタ開けてみれば中味はタブーというタ…

ソフトボイルド/言い逃れの教科書

Aga-risk Entertainment 「死チュエーションコメディ」 脚本・演出:冨坂友 @新宿サニーサイドシアター