2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ここで待つ

本番初日。毎度のことながら最も緊張感漂う日、なのですが、今回はいつにも増してイレギュラー要素が多い初日。家の鍵をなくすもの、無意識に奇声をあげるもの、ひときわ激しく飛散するもの、頭に何か乗せているもの…あと、『小道具じゃないかもしれない仕事…

決意と虚勢は紙一重

ずっと頭を悩ませていた最大の難関をどうにか切り抜ける。達成感による清々しいまでの眠気に襲われながらも、できあがった小道具は目の覚めるような色で寝付けそうもなく。 明日、いよいよ小屋入りです。なんとか壊れないで楽日まで持ちこたえてほしい、とは…

多重人格三人芝居/おもしろくやしい

クロムモリブデン 「マトリョーシカ地獄」 作・演出:青木秀樹 @新宿サンモールスタジオ 純粋な(裏の心配を一切しなくてよい)観劇行為はスロウライダー以来、実に一ヶ月ぶり。本当は5月中旬まで現場漬けで観劇に身動きのとれる隙間もあまりなく、二ヶ月…

レベルアップのファンファーレ

頭の奥の方で鳴ってます。 これは凄いんじゃないだろうか、という気持ちと、 これで本当に大丈夫なんだろうか、という不安と、 これは小道具の範疇なんだろうか、という疑問と。 ごちゃまぜになって脳内を暴れまわっています。アンバランスにゆれる20と6つ…

笑ってるうちは負けじゃない

通し稽古を見る。見ているあいだじゅう、なにか小声でブツブツと呟いている自分に気付く。呟きの内容は大きく分けて3種類、「大丈夫かな」「どうすりゃいいんだ」「うわーそういうことかー」。試行錯誤をノートに走り書きしすぎて肝心の打ち合わせ時に読め…

めのたまをみひらいて

風邪完治しました。 以前ただの観客として見た第2回公演『椿ダイエット坂』で、僕は「外国のお菓子のようなサイケデリックな味わい」みたいな感想を書いてた*1んですが、今回の稽古を見、台本を読んで、その表現は間違ってなかったんだなと改めて認識。他の…

ありがとう(病床から)

パロディの度が過ぎて本物に手が届いちゃったみたいな、そんな宴でした。チケット代と内容が必ずしも比例しない厄介な演劇界にあって、「S席8000円」というふうな言葉が頭の中に浮かんで消えた2800円の舞台。ミラーボール姿で空中散歩しながら歌う浜子、稀…

1+1+1+1≧4

たとえがどうにも陳腐なのだけど、稽古場に小道具持っていくのは毎回誰かに手作りプレゼントを渡しに行くみたいな気分。想定するお相手はそれを発注した演出家であったり、それを実際に手に持ち振り回す役者であったり。いずれにせよ、気に入ってもらえるだ…

予定表はジグソーパズル

放っとくとすぐ先延ばし主義に感化される僕には珍しく、買い出しやら製作やら受け渡しやらテキパキとこなしている気がする。それはひとえに二重の意味で(本番まで/自由に動ける)時間がなくて邪念の生まれる余裕もないからなのですが、時間の有効活用を考…

自己否定

「エイプリルフールは今日じゃない」っていう嘘はどうだろう。