危婦人プロデュース「大部屋女優浜子 宴の華」

ありがとう(病床から)

パロディの度が過ぎて本物に手が届いちゃったみたいな、そんな宴でした。チケット代と内容が必ずしも比例しない厄介な演劇界にあって、「S席8000円」というふうな言葉が頭の中に浮かんで消えた2800円の舞台。ミラーボール姿で空中散歩しながら歌う浜子、稀…

1+1+1+1≧4

たとえがどうにも陳腐なのだけど、稽古場に小道具持っていくのは毎回誰かに手作りプレゼントを渡しに行くみたいな気分。想定するお相手はそれを発注した演出家であったり、それを実際に手に持ち振り回す役者であったり。いずれにせよ、気に入ってもらえるだ…

頭は割と悪いほうだ

僕の辞書から『熟睡』という文字が削られ、かわりにすべての単語に『筋肉痛の項を見よ』と書き足されつつあるような、そんな隙間のない日々。どうでもいいけど辞書の命令口調は時折カチンとくる。『見よ』って言い方はないじゃないか。言われなくても見るよ…

踊る活字表現

今度の会場となる北沢タウンホールは比較的大きな劇場。だから、あまり作りこまれてない小道具でも割合それっぽく見える反面、サイズの小さい小道具やそのディテールまでは伝わらないという欠点もあるわけですが。 どうせ見えないのなら手抜きしてしまえばい…

絢爛オードブル芝居

徐々に出揃いつつある各チームの脚本を受け取り、小道具打ち合わせ。浜子が主役の短編って条件ゆえでもあるのだろうけど、3チームとも本公演とはカラーの違う『こんなのも書けるんだぜ』という作品になっていて、早く続きが読みたいと思う。とりあえず先日…

設計図、届く

なかなか稽古場に行く機会の得られない危婦人(なにせ今回は稽古場が3つもある)から、チャリT企画・楢原さんチームの脚本がメールで届く。早速プリントアウトして電車の中でいそいそと読む。 楢原さんの書式は非常にリズムがよいな、という印象。ストーリ…

顔合わせ

ついこのあいだ(といっても、もうずいぶんと昔のことのように思えるのだけど)終わったばかりの危婦人から再度の召集がかかる。4月上旬の蘭浜子シリーズ第二弾は少年社中、ホチキス、チャリT企画の3劇団がそれぞれ書き下ろす豪華オムニバス。とはいえ、…