2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

小道具に必要なある種の演技力

公演終わって、一息ついて。一般市民的な日常の感触に戻る前にとイソイソと作った品物を、くねくねし小道具チームの方へと受け渡しにゆく。 前回のギター型チェーンソーにひきつづき、全長1m以上ある小道具です。なんだか一部の劇団からは僕が大きい小道具…

黒メルヘンと赤キッチン

奈落の存在しない劇場に奈落をでっち上げ、舞台セットを組むことなしに荘厳な螺旋階段と吊り舞台を据えた「裸のキャンドル」、無事終演いたしました。ありがとうございました。カナシイながらもハッピーエンドだった過去3回と比べ、いつになく暗黒童話感満…

勝っても負けても兜の緒

初日でした。 前回・前々回と共演(演?)した衣装のヤマギワさんから小道具を絶賛され有頂天になる。その後、初日打ち上げ解散直前に成島氏から別の小道具についてダメ出しを受け、天狗になりかけていた鼻が適度なサイズまでシュルシュル縮む。そうだった、…

そう来たか

小屋入り。 設営中に立ちはだかる悪意なきアルスノーヴァ七不思議の数々。 午後九時過ぎに現れた成島氏に異変が。『殻を破った』とでも表現しておくのが妥当なんでしょうか、この場合。

ええ声セレクション

小屋入り直前、景気づけにと2枚購入。これから終演日まで、劇場行き帰りの耳の友として。Fantasticアーティスト: APOGEE出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2006/11/22メディア: CD購入: 1人 クリック: 33回この商品を含むブログ (202件) …

つじもとさんちは戦慄の館

小道具係というより給食係になりつつあります。 先日、稽古場を恐怖に陥れた品物を、さらに改良の余地を探りつつ今度は大量生産体勢に入る。これは消え物の小道具であり、食物。そう、言っておきますが、これ食べられます。しかも、なかなかおいしく食べられ…

完成間近

初めて通し稽古を見る。というか、いままで僕が行った時は常にエチュード三昧だったので、いわゆる稽古らしい稽古、台本をベースに反復するタイプの稽古を初めて見る。今回の芝居を一言でいうなら『究極の学生演劇』でしょうか。さらに、おそらく前回を上回…

あわてるな/おそるべき業務連絡

年末にむけていろいろ多忙に。 昨夜、おもむろに携帯が鳴る。知らない(登録してない)番号からだったのでおそるおそる出ようとするも、誤って切ってしまい、おそるおそるかけ直す。おそるおそるが高じて相手の名前を聞き取りそびれる。とりあえず間違い電話…

マッドサイエンティストの瞳は意外と澄んでいる

私生活での鬱憤をバネに完成させた、まがまがしい小道具を2点ばかり持参。先日お伝えした呪術的形状のアレと、夜中に薄ら笑いを浮かべてキッチンに立ち弱火でグツグツ煮込んで作った自信作のアレを、不透明な袋に詰めこんで。厳重警戒体制で運ばないと、傍…

100年の冬と花

演劇企画ミルク寺 「美しい食卓」 作・演出:柳井祥緒 @大塚・萬スタジオ 21人もの大所帯だからなのか、それとも4年近い東京演劇生活の賜物なのか、知ってる出演者の多いこと多いこと。といっても直接面識あるのは4人ですけど、この4人が4人とも揃って…

Only One より Only Once

ちょっとずつ小道具が仕上がっていってます。プランを立てた時点では当然ながらだいたいの完成イメージが見えているのですが、そこに向かう過程で人は未知の物体と出会うのでしょう。 何が言いたいかというと、作りかけで放置してある(塗装とか接着剤が乾い…

鬼気、危機、せまる

こちらも始動しました。それなりに長い付き合いなだけあって、僕にしては珍しくリラックスした状態で修行場訪問。あえて稽古場といわずに修行場といいます、それも荒行のたぐい。 成島氏は、もしかしたら稽古場という場所を信用してないんじゃないだろうか。…

秋のにおい

LiveUpCapsules 「しあわせあまたあめあられ」 作・演出:村田裕子 @新宿サンモールスタジオ 両側を客席に挟まれた舞台上に群生するススキと稲穂(確かめたわけではないけど多分本物、最前列に座れば膝に当たるほど近く)から漂うナチュラルフレーバーで、…

スウィッチ・オン

来年の話をして鬼のように笑おう。 というわけで来年1月の危婦人公演の顔合わせでした。1月といってもそんな、20日とか30日の話ではなくて、サンガニチ明けましたら即小屋入りで6日から本番です。芝居のみならず付随イベントも盛り沢山で、さあ一体どんな…