2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

偏頭痛ウェンズデイ

起こり得ることは起こるべくして起こる。かたちあるものは遅かれ早かれ壊れる。人も小道具も重力には逆らえない。そういうことです。そういうことですよね? あとを見事にフォローする人がいて、なのに事態を攪乱する人がいて、甚大になる被害があって、爆笑…

ダンスフロアじゃあるまいし

今日から新宿。シアタートップスの奈落の底に(比喩とかじゃなく)存在する楽屋で残務をこなす。とはいえ大半は搬入時に取れたり壊れたりしたパーツの接合だけなので、大阪よりは余裕をもって本番眺められそうです。ただ、今までにないくらい破壊的な(比喩…

進化論

東京バージョンはすでに進行していました。約2週間ぶりに酸素を吸ったような気分で生き返る稽古場。 当たり前のことですが大阪公演とは上演場所が変わります。でもそんなの作品の良し悪しには直接影響しないでしょ、とか不勉強にも思い込んでたんですが、違…

過渡期一憂

横になるとすぐ眠ってしまうので縦になって起きています。しかし何なんだろうか、この公演と公演の合間にポッカリと開いた生殺しのような時間は。暴れることも疲れることもできず、完全オンにも完全オフにもなりきれないまま、無意識のうちに漫画みたいな大…

時差ボケ/半休符

東京に帰ってきまして、実家からこっそり持ち帰った山本美絵のCDなど久々に聴いたりして、束の間の休日をどんより過ごす。『ある晴れた日に』や『7:15』などテンションを意図的にガタ落ちさせるにはもってこいの名曲ぞろいで、間違いなく僕の人格形成に多…

終わったけれど始まってもいない

矢のように時は過ぎ、もうすぐ東京に帰りますが「東京に帰る」という当たり前の移動よりも「大阪を去る」ことへの感傷の比重が日に日に高まっていった数日間でした。土地勘がなくても地元は地元に変わりなく、いつかはこっちでもコンスタントに小道具稼業が…

赤魔導師と呼ばれて

しあわせは歩いて来ないと言うのなら、連日ぞろぞろ劇場内に歩いて入って来るあの人たちは誰なんだ。高揚感が一向にピークを過ぎてゆかないまま、すでに半分が終了。 なぜか東京の天気予報をチェックして炎天下に傘持って出かけたり、新品のカッターナイフ替…

サウンド・オブ・サイレンスが聞こえない

七月十日晴天。観覧車に見守られ、ついに小屋入り、最終調整作業に入る。もちろん小道具だけじゃなく他セクションも順調で、とくに音響には度胆を抜かれる。年末に下北沢駅前劇場で出してた爆音が(周囲からの苦情を慮って)いかに手加減されたものだったか…

メガシラペイン

小屋入りの前に同窓会。 関西に帰る自体久しぶりな上に、私用じゃないのが初めてなもんだから、そりゃもう嬉しくて滅多に会わない人に会いに行きたくもなるのでした。以前にも少し触れた(クロムのチラシを置かせてもらった)(小学校の同級生が店長の)焼き…

この期に及んで何をか言わんや

ところで今回のテーマは「ウソ」なのですが、まさか大阪公演自体がウソなんてことはないよな。実はクロムの人など誰も来てはおらず、僕だけがHEP前に立ちつくして警備員に不審の瞳で見つめられ、見上げれど観覧車は回っておらず、空は書き割りのような青さで…

さらば東京まであと47時間

指先を火傷したり、喉の奥に口内炎ができて食べるのも辛かったり、わずか2日間にボールペンが3本も壊れたり、いろいろありましたが僕は呪われてなどいません! むしろこれは祝福の奇蹟だと、いつになく強引にプラスへ転じてみる。 だってもう時間がないん…

Count Five For Me

本番初日まであと10日。 小屋入りまであと9日。 大阪移動まであと8日。 小道具最終〆切まであと5日。 具体的に数えてみると、俄然、焦る。 昨日で最大の山場は越えた(はず)。なにしろ、またしても我が家のバスルームが猟奇的に汚れましたから。他の部屋…