この期に及んで何をか言わんや
ところで今回のテーマは「ウソ」なのですが、まさか大阪公演自体がウソなんてことはないよな。実はクロムの人など誰も来てはおらず、僕だけがHEP前に立ちつくして警備員に不審の瞳で見つめられ、見上げれど観覧車は回っておらず、空は書き割りのような青さであった、なんてことはないよな。
そもそも梅田という場所自体がウソで、そんな名前の街などなく、このバスはどこにも着かず、窓の外は一面の荒野であった、なんてことはないよな。
我ながらこういう「自分だけがひどい目に遭う可能性」を考えるときの想像力の豊かさったらないよな。
高まる期待ゆえの反動から次々に思いつく妄想を理性で抑えつけながら、ここは新宿バスターミナル。寝て起きたら朝は来るはずなのですが、さて果たして落ち着いて眠れるのだろうか。初めて海外に行った時でさえ、ここまで興奮はしなかったのに。
それでは、いってまいります。