2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

隠し味は意地

これまでのあらすじ:【観終わった人の印象に最も残るであろう小道具を作ったのが自分じゃないという事実を前に己の無力さを思い知るとともに、意外と嫉妬深い我が性格も思い知った僕。くやしくてくやしくてポカリスエットを浴びるほど飲んだ夜もありました…

深い

それはそうと、いつも楽しく拝見しています今日マチ子のセンネン画報の『15』で久々に鳥肌が立ったので、脈絡なくここに記します。 この人の描く漫画は完全に無音で(セリフどころか擬音さえ滅多に登場しない)内容についてほとんど説明らしい説明もないので…

カゼト トモニ サリヌ

おそろしく風の強い日でした。 換気扇は勝手に回り出すし、ドアポストの蓋はガチャガチャ音を立てる。外を歩けば鳥のように大空を自由に舞うビニール袋、チラシ、それからダンボール。 で、ベランダに干しっぱなしにしてあった長袖のTシャツが一着、突風の…

その名は喜劇

何度か一緒にやっている劇団だと、だんだん小道具の傾向ってやつが分かってくる。といっても何が登場するかが前もって分かるわけではなく。いや、そうだったらどんなに良いか、とは考えます。大体のアタリをつけて小道具を作り終えてから稽古場に現れ、その…

廃墟にひとり立っている

Nature Bliss presents... 出演:Tujiko Noriko, Takahiro Kido, matryoshka @渋谷O-nest どういうわけか公式サイトに2007年2月と記載されていて危うく見逃すところでしたツジコノリコ。めったに日本に来ない日本人ミュージシャンだけに、逃すと次いつにな…

憎しみは何も産まないが、悔しさはバネしか産まない

毎度のことながら小道具持って稽古場へ。いつもなら『買うもの』と『作るもの』に振り分けされている危婦人の小道具班ですが、今回『作るもの』も二手に分かれており、僕もそれで多少負担が減るのなら、とか軽く考えていたのです。ところが、この日現れたも…

腐葉土で寝ます

France_pan 「ジャン=アンリ・ファーブルの一生」 作・演出:伊藤拓 @こまばアゴラ劇場 M君という僕の友達、の友達がやっている劇団。と事実関係だけ言えば近そうな印象があるものの、直接の面識がない、作品を見たことがないという状態では他人同然だっ…

つかみ取れ、朗報を

9割方決まりなのだけど、まだ一応伏せておくべき段階かと判断して伏せます某稽古場へ行きました。おそらく僕の小道具スタッフとしての今後を左右し上下し前後しうるビッグチャンスにしてターニングポイント、おっと話がふくらみすぎた、でも良い報せには違…

わんぱく世界紀行

五反田団 「さようなら僕の小さな名声」 作・演出:前田司郎 @渋谷NHKみんなの広場・ふれあいホール 計算されたタイミングでは決してないと思うけれど、本当に岸田戯曲賞を受賞した直後の演目がこれの再演であることに運命の悪戯を感じざるをえません。

空に説教

雪が降って楽しいのは二度目まで。

さしつかえなければ発明と呼ぼう

小指値REMIX 「霊感少女ヒドミ」 原作:岩井秀人(ハイバイ)/作:北川陽子/演出:篠田千明 @こまばアゴラ劇場

さあ出番ですよ

今月末に公演を控えた危婦人の打ち合わせに向かう。 僕自身そう望んでたり望んでなかったりする微妙な位置で“特殊”小道具のレッテルが着実に貼られつつある昨今ですが、作ります。ネタバレは最小限に抑えたいものの、チラシのあらすじに堂々と書かれているそ…

出られないEXIT

tsumazuki no ishi 「SHEEP FUCKER'S EXIT」 作:スエヒロケイスケ/演出:寺十吾 @下北沢ザ・スズナリ