さあ出番ですよ

 今月末に公演を控えた危婦人の打ち合わせに向かう。
 僕自身そう望んでたり望んでなかったりする微妙な位置で“特殊”小道具のレッテルが着実に貼られつつある昨今ですが、作ります。ネタバレは最小限に抑えたいものの、チラシのあらすじに堂々と書かれているそれを。あと、多分それだけじゃ済まない諸々nicheな小道具を。向こうにきっと他意はないはずなんだけど「おどろおどろしいんじゃなくて、可愛らしさのあるやつを」との注文を受け、なにか事前に釘をさされたみたいな気持ちになる。気を抜くとすぐダークサイドに傾いてしまいがちな僕の造形&彩色センスを見透かされたみたいな。
 いやはや、しかし、可愛らしさか。まったくもって僕には生まれつき兼ね備わってない要素ですよ。自分にないものをアウトプットする難しさとの戦いが大半を占めるんではなかろうか。とりあえず季節もの芝居ってことで資料を集めやすいのが救いです。