隠し味は意地

properties2008-02-27


 これまでのあらすじ:【観終わった人の印象に最も残るであろう小道具を作ったのが自分じゃないという事実を前に己の無力さを思い知るとともに、意外と嫉妬深い我が性格も思い知った僕。くやしくてくやしくてポカリスエットを浴びるほど飲んだ夜もありました。なぜポカリスエットかといえば涙も涸れ果てたからで、実際きのう家帰ってから少し泣いたりした。以下反省文じみた恨みがましいモノローグが原稿用紙10枚弱ほど続きますが読んでる人には知ったこっちゃない内容なので略。】


 ……そんなわけで、昨日の夜いきなり訪れた挽回のチャンスに僕がしがみ付かないわけもない。そりゃ裏方だし縁の下ですけれど、目立ちたくないくせに注目だけは浴びたい矛盾した性分だし、なによりパンフレットに名前が載ってるだけのことはありたいんです。昨夜あんまり寝ないで作った(苦労のニュアンスが中途半端!)結果、この土壇場にきてやっと、目指していた『アドリブを引き出す小道具』が提出できてよかった。「それ」を意識して作ったわけじゃないが、あれだけ大勢の目が「それ」を「それ」だと見倣して笑ってもらえたのなら幸せです。明日も台詞は「それ」で来るのか、それともまた別の何かに見立てられるのか、これからの4日間に期待。