進化論

properties2008-07-25


 東京バージョンはすでに進行していました。約2週間ぶりに酸素を吸ったような気分で生き返る稽古場。
 当たり前のことですが大阪公演とは上演場所が変わります。でもそんなの作品の良し悪しには直接影響しないでしょ、とか不勉強にも思い込んでたんですが、違った。間口と奥行きと客席の傾斜角が異なるだけで全く通用しなくなるあの手この手。それらをひとつずつトップス仕様に組み換えてゆく膨大な作業の中、また新たに生まれるあの技この業。
 個人的なことを言えば、苦心作のひとつだったあの小道具をあんなに引き立ててくれる新演出には思わず帽が脱げた。その瞬間きっと誰もがアイツに注目するであろう名シーンの誕生です。まあ東京公演でそれを作ってるのは僕ではないのだけど、そんなことは一切気にせずみんなは笑ったらいいよ。