こゆび侍「真夏の夜の蛇腹姫」
と、そんなわけで「真夏の夜の蛇腹姫」終了しました。 賛否両論が人それぞれではなくステージごとにキッパリ分かれたり、成島氏をよく知る人たちからの感想でさえ「らしい作品」と「意外な一面」とに分かれたりした今公演。ムラがあると言ってしまえばそれま…
マチネ(昼公演)16:00〜 ・開き直るつもりは決してないのだけど、初日の初回ですからねえ、といった空気。つまり、客席から笑い声、一切なし。かといって致命的なミスがあったでもなく(ミス自体はあったけれども)、個々に聞いた評判はまずまずだっただけ…
「セサミストリート倍速再生みたいな」 「もっと紳士で貴族でバロンって顔して」 どちらも成島氏の演出指示の言葉です。今これ読んでキョトンとした人、たぶんあなたが正しい。でも、こゆび侍の稽古という名のコミュニケーションを通過してきた役者陣は、そ…
稽古も大詰め、今週末にはもう本番です。が、我が人生初の『小道具リストが1ページ以内で収まる芝居』、いつもならこの時期にはゼエゼエ言いながら重い荷物をジャラジャラいわせて稽古場間を行き来していたもんで、なんだか肩透かし感が否めない。そういえ…
劇場となるアルスノーヴァの下見に行く。小道具が劇場の機構と絡むことってあまりなく(だってそれは装置扱いだから)、実はこれまでの3年間、一度も行ったことがなかった劇場下見。じゃあ今回なぜそこに参加しているか、ということについては各々察してい…
文字通り、素「材」を「取」りに新木場まで旅立つ。ひさびさに降り立った東京駅の広さと、京葉線ホームまでの距離の遠さ。車窓から見えた海の一部と夢の島。 何を「取材」してきたかは本番までの秘密です。まだ100%これを使うと決まったわけじゃないし。た…
今日の稽古場は何処だったのか、かなり記憶があいまいなのはきっと酒のせいではないと思うのだけれども、まあ何にせよ完本めでたしめでたし、これから小道具がんばります、の祝杯。 とりあえず諸問題に一条の光が差す。とはいえ、最高のクオリティと万一の危…
小道具、と呼べるほどの小道具は今回あまり出てこないのですが、にもかかわらず『小道具』とクレジットされている以上は、それに見合うだけの仕事をせねば報われまい。そう思って気合い入れて作成した粉レポートを手に稽古場のドアをくぐる。と、増えている!…
粉の研究はつづくのでした。 ホームセンターで、百円ショップで、ネット通販で、インスタントコーヒーからアスベストまで、あらゆる粉状の品物をリストアップしては安全性と予算を照合し、切り捨てながらも芋蔓式に連想ひらめきを探ってゆく作業。気の遠くな…
夜から、こゆび侍稽古場へ。なんだかんだで旗揚げ以来皆勤参加なのですが、今までどこの劇団でも見たことない稽古形態をとっていて驚く。あれは何て言うのだろう、宇宙塾メソッド? 薄明かりに誘われゴキブリ行き交う部屋で、さまざまな粉を試す。象牙色のや…
観劇ラッシュが続いてますが(今週末も予定が詰まり気味)、よそさまの芝居を見れば見るほど小道具やりたい欲が膨らんでゆく。演劇スイッチが入りっぱなしなのか、くねくねし終了からまだ一ヶ月も経過してないはずなのに、なんだかもう半年は働いていないか…