即興半狂乱

 小道具、と呼べるほどの小道具は今回あまり出てこないのですが、にもかかわらず『小道具』とクレジットされている以上は、それに見合うだけの仕事をせねば報われまい。そう思って気合い入れて作成した粉レポートを手に稽古場のドアをくぐる。と、増えている!
 本日の稽古はエチュード中心でした。が、これがなかなか侮れない出来のイジワルエチュード。『自分を除く全員が成島氏から何らかの指示を受けているらしい』状況下で、その設定は稽古場の女子トイレ内にまで持ち込まれ、当然ながら僕も成島氏もそこでの会話・展開を知ることはできないのだけど、とにかくトイレから帰ってくるなり「3500万貸してください!」と絶叫した林さんの焦り方は只事ではなかったし、獣の喧嘩は獣の喧嘩だった。
 って、見てない人には何のことやら分からんでしょうが、この鍛練の成果はやがて幾重にも重なりあってステージ上で爆発するに違いないので本番をお楽しみに。