初日速報

マチネ(昼公演)16:00〜
 ・開き直るつもりは決してないのだけど、初日の初回ですからねえ、といった空気。つまり、客席から笑い声、一切なし。かといって致命的なミスがあったでもなく(ミス自体はあったけれども)、個々に聞いた評判はまずまずだっただけに、ただ悔しさばかりが残る。そのぶん、あのシーンとあのシーン、みなぎる緊迫感と狂気に尋常じゃない拍車がかかる。芝居だということを忘れ、なにかに圧し潰されそうになるほどに。
 ・見にきていた両親と少し話す。が、開口一番「ひげをそれ」と言われたっきり、内容に関して一切ノーコメントを貫き通され若干凹む。良かったとも悪かったとも言われない、触れられないのは地味につらい。
ソワレ(夜公演)20:00〜
 ・昼間の反動からか、面白さが確変を起こす。昨日僕が書いたとおりにハプニングがトラブルを跳ね返し、覆し、呑みこんでゆく一部始終を目撃する。現時点ではベストアクトかもしれないです。
 ・誰とは言わないが、持ち前のトリッキーぶりを連発する主宰が一人。真の意味での自由演技スタイルへの飽くなき挑戦と取らせていただきました。