想像力の向こう側

 長い間通いつづけた歯医者もようやく今日で最後。と思っていたら、いつもの診察室ではなく変なオープンカフェ風の空間に連れて行かれ、主治医と面談することに。
「言いにくいんですが…あなたの歯の中から意外なものが出てきました」
 これなんですが、と医者が出してきたのは『たまごっち』*1でした。しかも電源が入っている。色はブルー。
「これが左上の奥歯の中に、あと3個ほど入っています。数が多すぎて目のあたりまで達しているので、手術しないと危険です」
 手術、とは言ったものの麻酔をかける気配もなく、なんか顔の上に美容室でやるような薄手のタオルを一枚かけられたまま、目の下あたりを指かなんかでタオル越しに圧迫され、頭上では歯医者で聞いたこともない「メス!」だの「鉗子!」だのいう声が…
 そんな夢を見ました。目が覚めたのは午前4時。怖くて二度寝もできませんでした。何が怖いって、これから本当に歯医者へ行く用事があるってことだ!

*1:ちなみに夢の中では、この商品はたまごっちではなく『カニポーラ』と呼ばれており、僕もその名前を何の疑いもなく聞き流していましたが。なんなんだ、カニポーラ。