殺し文句の一つや二つ


 まだ3月なのに「2010年はいい年だった」と結論づけたくなるようなお話を複数、ここ最近立て続けにいただいてます。なかでも昨日かかってきた一本の電話に、あやうくハンズの踊り場で小躍りしそうになる。きわめて変則的なオファーなので即答はできなかったし、実際そのころに僕がどの程度身動き取れるのかも分からないんですが、実を言えば内容なんかどうでもいいと思えるほどオファー理由が素敵すぎたのでした。
 あの人がどんな気持ちで、どんな戦略でその台詞を用意したのかは知るよしもありませんが、とにもかくにも僕がスタッフとして一番言われたかった言葉(ほとんど告白にも似た言葉*1)をかけてもらえた気がして、もう本当この際お天道様が許さなくてもいいから許してくれよって思った。
 演劇愛、だなんて大それたものが自分に備わっているのかどうかは知りませんが、少なくとも演劇からは愛されている気がしてならない今日この頃。はてさて僕はそれに対して何をどれだけ返せるのだろう。

*1:だって、まる一日たった今でもまだ噛み締めていられるくらい嬉しかったのです。