セカンドグッドモーニング

味わい堂々 「アジミ杯」Bプログラム
演出:岸野聡子
  1. 『最終回』 脚本:関村俊介(あひるなんちゃら)
  2. 『シンデレ』 脚本:成島秀和(こゆび侍)
  3. 『くび』 脚本:カリカやしろ
  4. 『紅頬少年冒険団の夏』 脚本:イチキ游子(B-amiru)

@北池袋アトリエSENTIO

 2日連続で通うアトリエSENTIO。忙しくても10時開演なら大丈夫、という人たちでごった返す大盛況の早朝寄席であり、姪っ子の運動会を見に行くような気軽さと楽しみを詰め込んだ一時間。
 なかでも「シンデレ」の完成度と尋常でない切なさに唖然。昨日も触れたように味わい堂々のチームプレーの素晴らしさは脚本の上で疲れを知らない子供のように遊び倒す三人が「仲良し」であることにより成り立っていて、それをあえて突き放すことで巨大化した切なさを一手に背負わせる挑戦的名作劇場。他の3作品がどれも和気藹々としたコメディタッチなだけに、そこから差し引いての落涙量は計り知れず。