ひとり大反省大会

 〇素「ドラクエ」、終了しました。御来場くださった皆さまにまずはお礼申し上げます。
 今回初めて殺陣のある芝居に参加し、つくづく小道具を頑丈に作る大切さを痛感しました。ものすごくざっくり言ってしまえば殺陣とは(多少手加減するとはいえ)舞台上で小道具を破壊しようとする行為であるわけで、デザインとか予算節約を考えすぎるとすぐに壊れるし、あまり丈夫すぎても重くて扱えなかったり、人に当たって怪我の原因になる…バランス取りに苦労した公演でした。というか、結局最後までベストなバランスを保てず、稽古するたびにアッチが取れコッチが折れ、応急処置の繰り返しで「どうにか乗り切った」としか言い様のない結果に終わってしまったのが悔やまれます。とくにケシュハモニウムの松下様、仕掛け内蔵とはいえ、やたらめったら重い剣というハンディを与えてしまって申し訳ありません。あの剣の柄から先が本番中にスポンと抜けて客席に飛んでいくとか、剣が重過ぎて脱臼するとか、毎夜そんな悪夢にばかり襲われてました公演中。度重なるハプニングの嵐を乗り切り、一人の犠牲者も出ず無事に終わって本当に良かった。
 とはいえ、まだまだ修行が必要です。この公演で初めて手を出した新素材とか、いろいろ試してみたいことが山のようにある。やはり当面の目標は「自宅の布団の上以外に作業場を確保する」ことでしょうか。
 まあ単純に布団たたんでから作業しろよって話なんですが。