昼から観劇のため中野へ。
 時間に余裕を持ちすぎたせいで、開演前どころか受付開始前に中野到着。しかたないので島忠(ホームセンター)にて時間をつぶす。かまぼこ板サイズにも満たない端材ばかりが置かれた『木材詰め放題294円』で目が釘付けに。こういう無意味なワゴンセール大好きです。人によってはこの木材で木のおもちゃとか作るんでしょうけど、僕はただ、木材を、袋いっぱいに、詰めたいだけなんだ!
 おまえのフェティシズムはもういいよ、と言われる前に本題へと移ります。

ミケとゆたん歩 step.3「こころおぼえ」
作・演出:田端真志

@中野あくとれ

 じゅうぶん時間をつぶしたつもりが一番乗りだったりして、少し照れながら着席。
 正直言うと「これ、面白くなるのか?」と、最初はちょっとだけ心配でした。ところが中盤、指相撲のくだりくらいから話に加速がつき始めると、そんな心配はどこへやら。最後の列車が走り去る音なんか劇場自体の立地とも相乗効果となって、尋常じゃないリアリティをもって響いてきたのが印象的でした。
 役者面会は劇場の外で。薄着だったもんで寒さで笑顔がひきつる、声も裏返る。悪い意味にとられてなければいいけど、って、そんなことばかり気にしてしまう小市民。