色褪せないモノクロ

鴛鴦歌合戦 [DVD]
 3月に入るはずだった仕事が延期になり、しばらくポッカリと予定に穴があいてます。今のうちに片っ端から見られるだけ芝居を見ておこうと画策中。
 などと言った矢先に芝居ではなく映画を見にいったんですが。『鴛鴦歌合戦』。時代劇であり同時にミュージカルでもあり、製作年は戦前、製作期間たった7日というおかしな作品。なんだ7日って。天地創造か?
 そもそも普段ほとんど映画見ない僕とこの作品の出会いは偶然で、今住んでるところはCATVがついてるんですが、なぜか引っ越してきた初日だけ有料チャンネルが無料で受信されていて(たぶん契約〜設定のタイムラグのせいではないかと)、そこでラスト10分だけ見て以来ずっと頭の片隅に残りつづけていたのです。ラスト10分だけでも口が半開きになるデタラメさ加減でしたが、全編通して見たらやっぱり、あいた口がふさがらないという感じ。1時間ちょっとの映画なのに軽く20曲以上は(デタラメな歌ばかり)歌ってるし。先人達のノリとテンションをあなどっちゃいかんな、と強く思うのでした。