演劇企画ミルク寺「不肖ノ使徒タチ」
作・演出:柳井祥緒

@中野・劇場MOMO

 ふだん関わる現場が現場だけに、笑いのない(笑えないという意味じゃなく、笑わせようとして作ってるシーンがない)芝居に対しては集中力がもたないほうなんですが、2時間の長丁場がさほど苦にもならず。舞台美術に開演前から目を奪われてました。
 しかし、なにより驚かされたのは紙吹雪、しかも途中で色が変わる演出(デジャヴ?)。その驚きは「なんてキレイなんだ」ではなくて「紙吹雪ってこれくらいしか降らさなくてもいいものだったのか」というやつで、まして関係者でもないのに片付けの心配までしてしまうあたり、僕もすっかり臆病になってしまったなあと思うのでした。