駅前珍品見本市

 いざ下北沢駅前劇場へ、怒濤の小屋入り。どんどんパネルが建ってゆき、照明が決まってゆくのを音声だけ聞きながら、小道具チームは楽屋を占拠して黙々作業です。時間や運搬、その他の問題により小屋入り後にしか作ることができない小道具が山積みで、つい先日あろうことかバイト中に存在を忘れ去られた(もうちょっとしたら呼ぶからしばらく待ってて、と言われたきり一時間半連絡なし)僕にとってはうれしい悲鳴です。完成品をさらに面白くできないものかとの欲も出てきて、あれをああしたりこれをこうしたり、発展的試行錯誤のくりかえし。
 それにしても改めて小道具の多さに仰天する。作ってるうちは4人がかりの振り分け作業だったからあまり意識しなかったけど、いざ搬入して並べれば壮観としか言いようがない。わずか1時間半のあいだにこれ全部使うのかー、などと当たり前の感想しか浮かびません。