あの頃はあの頃で

藤本和也『ふらふらふらり 第一部』『ふらふらふらり 第二部』*1読了。いろいろ我が事のように思い出すシーンもあったりなんかして、なんと言ったらいいのかわからんくらい僕の琴線と涙腺を刺激される。
 詳しい感想については『第二部』巻末の解説が、これまた完璧すぎて僕からは付け足すことなど何もないのだけど、その解説を書いている南陀楼綾繁氏の『非営利ライター』という肩書きに惚れ憧れる。実際に原稿料が発生しているかどうかは(たぶん発生してはいるんでしょうが)どうでもよくて、なにかそこに物書きとしてのプライドとスタンスが垣間見える肩書き。趣味と商売の、営利と非営利の垣根の正しい取っ払い方。ハナシ長くなりそうなんで止めときますけど。

*1:ともに餅屋ブックより刊行。