鳴らせ大砲、首長くして

 上京以来、一寸先の闇を必死に振り払いながら今までやってきて、ようやく掴んだ凱旋の星(大阪公演)クロムモリブデン。さらにそこから派生して、キリンバズウカという劇団を紹介される。本日はその稽古場へ、「仕事」ではなく「遊び」に行く。なぜなら、ここに小道具が登場する確証が全くないから。何かが登場した時点で始めてスタッフとして認識される「稽古場の可愛くない座敷童子」としてその場に混じる。初めて知った劇団にもかかわらず、見知った顔の意外な多さに世間の狭さを知りながら。あ、ちなみに最も驚いた世間の狭さはキリンバズウカ主宰と僕の小学校の同級生が一緒に芝居をやった経験があったことでした。
 ああそれにしても、見当違いで理不尽なことは重々承知で一つ不満を言わせてもらうなら、

 このままではカ行で始まる劇団専門みたいに思われてしまいそう(前にも言ったような気がする)。