声に出して読まれた日本語
- 作者: 酒井泰明
- 出版社/メーカー: 7 e.p.
- 発売日: 2008/07/30
- メディア: ハードカバー
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「水没喫茶」「地下天文台」「パンに針」「めまいセロハンごし」「ファンタジーは帰れ」「アニバーサリー欠乏症」と、タイトル列挙するだけで快感がともなう独自のセンスで描き出される、やたら具体的でユーモラスで、どこか寂しげなのに苛立っているみたいな複雑骨折した感触の歌。メロディーと切り離されても全く劣化せずに歌詞単体で成立しているからこそできる、モールスを知らない、あるいはモールスの音楽性が嫌いな人さえも射程範囲に含めてしまう「活字で読めるうた」。