めだかの学校は川の中

世田谷シルク 「春の海」
作・演出:堀川炎

@下北沢シアター711

 キャッチコピーに使われてる「演劇絵しりとり」の意味するところを体で理解。見覚えのない、なのにどこか懐かしいダンス。めまぐるしく入れ替わり立ち替わる時系列は考え事してる頭の中をそのまま舞台上に放流したような、いきなりフラッシュバックしたり未来に思いを馳せたり劇中劇じゃなくなってみたり、バラバラにシャッフルしたかに見えて実は繋がりあっている数々のシーンは巨大なマインドマップを見ているようでした。
 見た目の可愛らしさに危うく騙されそうになったけど、舞台美術はちょっと驚愕。あれ、劇場の壁ですよね?って気づいた瞬間に背筋を電流が駆け抜ける。パネルも立てず幕も吊らずにあんな書き割りが可能だとは。