Nurseglove展

 鉄を加工して何でも作ってしまう「なんでも作るよ。*1というホームページを見て、気になったので個展を見に行ってみる。

kurata kogoro 2005 Exibition
「Nurseglove」

@水道橋Gallery Monkeyfarm

 この人がすごいのは全然アートぶった小難しいところがなくて、なんとなく、思いついたから、ほしいから、面白そうだから、という実にわかりやすい動機だけで壮大な仕事に取りかかってしまえる軽さ。これって、ものすごく重要なことなんじゃないかと僕なんかは思うのです。「作りたいもの」と「作るべきもの」が一致すれば作品の質が上がるのは当然だと思うし、自分も常々そうありたいと考えているので。
 とにかく個人で何でもかんでも作ってしまう人だというのは予備知識として知ってはいましたが、「自動車とキャタピラを合体させた乗り物」が実際に走っている映像には笑った。こんな意味のないもの、興味本位でなきゃ作ろうと思わないですよ。ついにはアニメに登場するロボットの1/1スケール模型まで登場。というか、もうこれは模型じゃないと思います。だって原寸大だもの、4メートルだもの。これを作りたいと思うのは簡単でも、実行するのは至難の業。さほどロボットに興味がなく、あんまりスケールの大きなものにはピンとこない僕でしたが、さすがにこれには圧倒されました。