○素(zeroso)+東京擬態 合同公演「東京の素」

東京擬態 旗揚げ公演『蒼い月を観に行きました』
作:satochin/演出:東京擬態
○素 第2回公演『2人×1匹=狂う』
原作:イヨネスコ『二人で狂う…好きなだけ』/脚色・演出:ヒフミ宵

@阿佐ヶ谷アルスノーヴァ

 照明が非常にかっこよい。夢と現実と幻覚の隙間で迷子になった一時間。
 二団体合同公演で出演者が合計わずか4人、となると当然できることも少ないはず。なのに、上から花だのプラスチック片だの降るわ降るわ、そこまでせずとも、ってくらい大量に降る。きっと並大抵の苦労ではなかったことでしょう。壁も突き破るし。行ったのは昼公演でしたが、夜にはセットごと壊しまくるとか。
 音響さんも照明さんも見知った方だし、客席にもチラホラ見覚えのある顔が。終演後、いろんな人と話す。ひさしぶりに会う人や、それほどひさしぶりでもない人たちと。
 なんか、こうしてみると人とのつながりが随分増えたなあ、と改めて思います。わけもわからず上京してきた二年前*1には知り合いなんて皆無だったのに。当時の自分に会って「とりあえず二年後にはなんとかなってるから心配すんな」と言ってやりたい*2です。

 それにしても。やはり芝居を見た直後にソレを作った人たちと話すのは、いまだにとても緊張してしまいます。よく覚えていないけど多分、たどたどしい日本語をしゃべっていた気がします。寒いのにTシャツ1枚で来たもんで舌がかじかんでいたのですよ、という言い訳も苦しい。

*1:上京して3分もたたないうちに町田駅田町駅の区別がつかず大パニック。

*2:ついでに「そこは田町じゃないぞ」とも言ってやりたい。