ザディグ・カメラ

トリのマーク(通称)「ZADIG CAMERA」
台詞:山中正哉/構成・演出:山中正哉+柳澤明子

@下北沢ザ・スズナリ

 かなり好きな劇団のひとつなんですが、よく考えてみたら過去に2回しか見たことがない*1ばかりか、前回の観劇からまるまる2年近く空いているわけで、なんか全然違う作風になってたらどうしようという不安も少し抱えつつ劇場へ。
 劇場へ。
 そう、トリのマークが劇場として「劇場」を使うとき、それは入り口から入って客席に座って舞台を見ていたら照明が落ちて、というような普通の流れになるわけがないのです。受付を済ませると当然のように「突き当りまで進んでください」と案内され、突き当たるとそこはスズナリの舞台裏。ああ、やっぱりこのスタイルで続いてるんだと安心する。
 いつもどおり、帰り際に手渡される小冊子。ザディグ・カメラという実在するカメラの豆知識とイラスト付き。客席には子供も多かったりして、演劇というよりはちょっとした博物展のよう。

*1:今でこそ寡作気味とはいえ、かつて毎月連続、1年に12回も公演を打っていた団体に対して「2回しか見てない」のは「見てない」に等しいのかもしれませんが、逆に言えばたった2回でトリコになったということなのです。