試練なのか

 気がつけばもう、本番二週間前を切っています。
 僕が実家で年明けを迎えている間に作りあげられていった第二稿。作品のクオリティが上がっているのは素晴らしいのですが、どうしたことか小道具の量までもが倍近くに膨れあがっており、決意を新たにした矢先の大修羅場が予想されます。
 ネタバレしない範囲で言える今一番の修羅場は、用意したけれど没になって家に戻ってきた「ある小道具」が、夜な夜な眠る僕を恨めしそうに見下ろしているような気がすること、です。夜中に目が覚めようものなら暗闇の中で御対面。