半球に魅せられて

 朝から紙を、切った貼ったの大立ち回り。
 本番は5月ですが、今作ってる小道具は22日開催の危婦人イベントで披露する予定なんだとか。「間に合わなかったら別にいいよ」とは言われたものの、「じゃあ間に合わないので別にいい方向でお願いします」だなんて僕が言うとでも? それともそこまで見透かされた上での発注なのか? まあ、こうして書いちゃった以上、もう僕に逃げ道はありませんが。
 作業自体は単純なのです。厚紙をうまく切って、丸めて、半球をつくる。気分は傘張り職人。できあがった半球を二つつなぎ合わせて、こんどは球体をつくる。気分は地球儀職人。できあがった球体に習字用半紙、その名も『しゅうじ君』を千切っては貼り、千切っては貼り、上から水で溶いたボンドを塗り。気分は…何かの職人。この工程で出来上がる物体については22日のお楽しみってことで。
 ボンドが乾燥するまで何もできなくなったところで、夕方から観劇に出ます。