新年スペシャル「西方にて苦難に遭うの巻」

properties2007-01-02


 とまあ、そんなわけで『わたくし実家に帰らせていただ』いてるわけなんですが。地方出身者に特有の幻想として「東京にはなんでもある」てのがありますが、なかなかどうして関西でしか味わえないものが多数。京都駅近辺のはんなり感とか、カーナビが白地図と化す実家近辺とか、実家のハイビジョンTVの大画面で見る上沼恵美子の無闇な迫力とか。
 束の間の数日間にいろんな人と会う。それはいいのだけど、旧友と話しこんだ帰り道、缶コーヒーを買おうとして気がついた「バス代がない」。片道570円必要なところ財布の中には60円しかない。昔、カツアゲにあって財布ひっくり返したら30円しか入ってなくて、見逃してもらうどころか逆に謝罪されたことがあるけど、その倍額しかない。仕方ないので最寄り駅から家までの徒歩100分強をとぼとぼ自足で帰る。なんとなくロードムービー。イナカでスタンドバイミー。
 そんな、さんざんな年明け(などと言いつつ、話の種ができて内心喜んでいる自分が憎い)。本年も不運の神様は僕のことが大好きらしいです。あけましておめでとうございます。
 ちなみに写真は最寄り駅から徒歩60分地点の風景。なんにもない。