山積み願望

 またまた小道具仕事のおはなし舞い込む。といってもずいぶん先の、まだ打ち合わせも顔合わせもしていない仮契約段階ですが、一度でも公演を見たことのある(しかも面白かった)団体からの依頼は首をタテに振りやすくていい。
 これで今年の現場数は例年のアベレージを上回る計算に。忙しくなりそうだ。忙しさこそ美徳だなんてことは特に思わないけれど、まあ幸せなのは確かです。もっともっとワケわかんなくなるくらい増えちゃえばいいとさえ思う。理想は2ケタ、夢想は3ケタ。4ケタいったら過労で卒倒。
 役者は舞台上で死ぬのが本望、というのに対抗して、僕は舞台袖で死にたいんだ!と意気込んでみたら「出ハケの邪魔だからやめてくれ」って一蹴されたことがあったのを思い出す。いわれてみれば正論だったなあれは。だいたい僕は舞台袖にいないしな普段。