窮鼠セルフコントロール

properties2007-03-17


 真っ昼間から上野動物園で動物眺めてます。
 べつに失業したわけでも飼育員のバイトを始めたわけでもないのです。これはれっきとした小道具調査の一環。檻の前で小一時間張り込むも欲しい画は撮れず。とりあえず、売店に置いてあったぬいぐるみのやっつけ仕事感漂う造形に笑い、こいつにゃ負けねえと思いを新たにする。
 打ち合わせの日に感じた栄誉は時間の経過とともにプレッシャーへと変化しつつあります。なんせ『他人に任せてイメージと違うものが出来上がってくるくらいなら、どんなに大変でも自分でやったほうがマシ』という思考の持ち主から仕事を丸投げ委託されるという、かぎりなく矛盾に近い状況。その高すぎる期待たるや、もうハードルじゃなくて、壁。それ相応のものを持っていかないとコッチ側に向かって一気に倒れてくるであろう石の壁。頭の中では99%完成している物体を、どこまで想像どおりに誤差少なく立体出力できるかが勝負かと。
 さあ、これだけ書いてしまったからには引くに引けない。退路を断たなきゃ前に進めない僕だから、追い詰めて追い詰めて、いつか猫を噛む時まで。

 ※写真の動物は劇中には登場しません(たぶん)。