さよならフランケンシュタイン

properties2007-05-28


 引っ越しに向けて準備中。かなり時間に余裕をもって片付けを始めたつもりなんですが、この4年間に自分のしでかした仕事量の多さと雑さに辟易する。たとえば…
 たしかに買ったはずなのに行方不明になっていた100円の小型ノコギリが、未開封のままひん曲がった状態で衣類の山の中から出土。
 刃を削って安全設計にした、しかし刃先に赤褐色の塗料がデロリと光る、いらないけどこのままじゃ絶対半透明袋で捨てられそうにもない包丁が二本見つかる。
 などなど。
 そして、これまで三つもの劇団に客演した看板役者小道具のぬいぐるみを遂に処分しました。もともと自己採点の完成度も高くなかったし、なにより保管に場所取るし、さすがにもうこれ以上のオファーもなかろうと判断(もしあれば一から作り直します)。初舞台では少女役を、第二作では全身に赤布を纏い墜落死体役を、そして第三作では全身に包帯を巻きミイラ役を演じた多才なアイツを、そのままの姿ではアレなので細かく切り刻んで可燃パーツ不燃パーツ分別して廃棄。写真は右腕の断面構造ですが、なんかちょっとイヤな感じのリアルさ加減に製作者みずからドン引く。
 あ、今この記事で初めて僕のブログを見たという方々のためにも重ね重ねフォロー申し上げますが、演劇の小道具スタッフの話です。ひとをあやめた経験もない、いたってふつうの小市民です。こんど小区民になる小市民です。