7/7/ギブ/テイク

properties2007-07-05


 そういえば、もうすぐ七夕なのでした。七夕といえば笹の葉、短冊、願い事、ですが、ちょっと待ってください。それを叶えるのは誰?
 元はといえば、七夕は織姫と彦星が出会える日。しかし、彼らに願い事をするのはお門違いというもので。なぜなら二人は自分達が出会うことで手一杯、他人の願いなんて聞いてる暇もないはず。
 では、その二人を年に一度だけ出会えるよう許可した天帝に頼むのはどうか。ただ、これも困ったもので、彼が叶えたのはあくまで織姫と彦星の願いだけなのであって、地上の部外者がどさくさに紛れて願望を訴えたとしても、それは多分、やつの管轄ではない。役所内の各部署をたらい回しにされた挙句「うちではお取り扱いできかねません」とか間違った日本語で断られるのがオチだ。なんの話だ。
 と、こんなにも長い前置きで近頃のブログ更新頻度の低さを償った(つもりになった)ところで何が言いたいかといえば、願う相手が誰だかわからないだけに願い事の無茶さ加減はとどまるところを知らないな、という感想です。冒頭の写真がまさにそれ。一見、妥協案とも取れる交換条件が、実は第二の切実な願いに思われる点も含めて、かなりレベルの高い作品だといえるでしょう。