縁の下でリミッターカット

 先週、ついに今年7回目(律儀に数えたわけじゃないからそれ以上かも)の風邪を引いてしまったのでした。年々弱くなってゆく僕の体、このままでは30代で老衰とかいう快挙を成し遂げそうですが、そんな負け台詞も言ってられなくなります今日からは。たった2ヶ月されど2ヶ月ものブランクをONでもOFFでもない中途半端なポイントでふらふら揺れていた自分の中の小道具スイッチを無理やりにでもONにすべく、来年の仕事始めとなる稽古場へ。
 こゆび侍が僕にとって「最後まで見届けたい劇団」のひとつであることは今さら議論の余地もないのですが、今回は演出の都合上、もしかしたら僕は小道具を作らないかもしれない、ということが判明する。さらに驚くべきことに、小道具は作らないけど小道具として参加する、ということになりそう。まあ8〜9割方は自分から言い出して取得したポジションなのですが、「小道具を作らない小道具」なる禅問答みたいな立場から僕にできることは果たしてあるのだろうか? …いや、どうやら山のようにありそうなのです、これが。