ドアの向こうのあらすじ

ハイバイ 「て」
作・演出:岩井秀人

下北沢駅前劇場

 「じいちゃんさま」を見たその足で、ほぼ真逆の視点から家族をみつめるハイバイへ。
 恐るべきタイミングの悪さで家族に降りかかる災難の数々と、KをYする才能(または、しない才能)に長けた牧師と葬儀屋。ほぼ感情だけで動いてる人が無理に理屈で喋ろうとするときの全く噛み合わない会話。それは完全な外野から見ているぶんにはとても楽しく、どこか一ヶ所でも自分に思い当たる節があると急激に痛ましく、生のニガウリとサトウキビを交互に食べさせられてるみたいな泣き笑いのテイスト。
 それにしても、リバーサイドのくだりで大笑いしてたのが周囲を見渡しても僕だけだったのは納得いかない。