農家に婿養子

properties2008-09-04


 過去最高にフワッとした形でオファーを受けたメタリック農家、本日ようやく初対面。その名に反して誰の衣服にも堆肥や籾殻など付着しておらず一安心。当たり前だ。
 なにしろ一度も見たことがない劇団なので、恐る恐る様子をつかんでいくところからのスタートです。加えて、非常に初期段階の稽古だったこともあり本当に稽古場で所在がない。
「なんか(こんな状態で呼んじゃって)すいません」
「なんか(こんなところに居合わせて)すいません」
 互いに謝罪しあう奇妙な光景なのでした。
 それでも打ち合わせを始めてみれば意外と話は弾むもので、僕の見栄とか世間体とかも相俟って、ほとんどなかったはずが徐々に増えてゆく小道具群。そうまでして自分の首を絞めたいのか僕は。Noとは言えないまでもsure,but...くらいは言いたい日本人、農耕民族のプライドを賭けて挑みます。