ロデオ再び

 こちらも始まってます。
 メタリック農家とほぼ同時並行にて二冊の(全く作風の異なる)台本を読むので頭を酷使。切り換えスイッチを上手に駆使しなければ。絵の勉強もしなければ。絵の勉強というか、せめて小道具の簡単なイメージデッサンのため最低限の遠近法だけでも身につけなければ。自分で描いた絵の「逆にトリックアートみたいな」あまりの平面感に目眩がして、結局重要なところは身振り手振りでお伝えする羽目に。
 台本は半分くらいまで。瞬間瞬間が面白くさえあれば、どれほど全体が破綻していようと構わないってのが僕の演劇論(というか好み)ではあるものの、そんな僕でも心配になるほどの大混沌。会話とはキャッチボールに喩えられますが、ことクロムにおいては全員が目隠ししたまま生きたウニを豪速球で投げ合ってるようなもので、いつトゲが刺さるか中味が飛び出すかわからない。一見すると誰の手にも負えなさそうなこの猛獣ワールドを、これから時間かけて手なづけていく楽しみ。