テキサス公演はありません

　台本完成してます。半分までしか読んでなかった時点では全く先の展開が読めないとか言ってましたが、通して読めば納得の、こうなるべくしてそうなるラスト。しかしながら、あんなラストを自然な流れの延長線上に成立させてしまう展開にはやっぱり意表を突かれます。狂人の論理と常人の論理の最大公約数を割り出して、それを倍の倍にして送り出すのがクロムの流儀。さんざん笑わせて、ちょっと泣かせて、最後ほっこりする頃にはもう、すっかり正気は麻痺させられ掌の上ですよ。
　台風が近づく嵐の金曜日、今回の小道具の参考資料にとある道具を受け取る。小道具じゃない、実用目的しかない本気の『道具』。今からこれのニセモノを作るわけですが、またしばらくは国家権力さんの問いかけに怯えながら小道具運ぶ日々が訪れる気配。「これは楽器です」と言い張るつもりでいますが、さてどうなることやら。
　それにしても、できあがったチラシの写真が格好よすぎてディスプレイに困る。表を向けて貼れば裏が隠れ、裏を向けて貼れば表が隠れ、あ、当たり前のことしか言ってません。