明けない夜はないこともないが僕は幸い見たことがない

properties2008-10-21


 山ほど残務を抱えての小屋入りでした。小道具やってて初めて「これはもう間に合わないんじゃないか」と開き直りそうになるくらい切羽詰まっていて、というか、到底終わりの見えない作業量だったわけですが、苦肉の策で骨を断つとはよく言ったもので(言ってない)苦し紛れの閃きが功を奏し、危機一髪で場当たりには間に合いそうです。
 駅前一等地の小空間をこれでもかと飾り立てた舞台が間もなく幕開きます。表舞台を飾り立てたぶん舞台裏は演劇史に刻まれそうな激狭ぶりですが、その狭い舞台裏から飛び出す隠し技の多さはなかなかのもの。直接関わっている僕でさえ未だに全貌をつかみきれていないスリリングな空間。