グリズリーの飛び蹴りを想定

properties2008-10-30


 打たれ弱さが不甲斐ない。どんな仕打ちにも決して折れない強さが欲しい。
 いいえ、精神論ではなくて小道具の話です。
 かなり強度優先で作ってるはずの今回もそう都合よく事は運ばないもので、70%の力しか出してない稽古で小道具を壊してしまう人たちの来たるべき本番150%出力にどうやって立ち向かえというのか。自信満々で引き渡したはずの強化構造が、万力でひねられた赤子の手のように容易く突破されてゆきます。いっそのこと修理黒子として舞台上にスタンバイしてしまおうか、とか、一瞬本気で頭をよぎる。
 そろそろ作業は山場を迎えてもよさそうなものですが、まだまだ傾斜は続きます。完成したものがリセットされ、手配したものは根底から覆り、立て膝でグルーガンの尖端踏んづけて深夜に地団駄。