幕を上げる

properties2008-12-07

 家から稽古場までの所要時間が最後まで読めないまま、明日小屋入りです。
 明日小屋入りですが、一旦ここで原点に帰り、台本の外側を生きる稽古が繰り返される。世間一般でいう「演技力」だけでは埋まらない部分をぎゅうぎゅうに埋め、台本の外側から内側へとシームレスに紛れ込めるかどうかに成功は懸かっている。ただセリフ暗記して喋るだけなら1日でできる(前例あり)人たちだからこそ、暗記以外の方法で喋るために膨大な裏設定が必要なのです。相当な無茶は百も承知で「この題材」を「この設定」で見せようとする凄味が今さらになって伝わってきて俄然楽しみに。
 小道具のほうも大詰め、毎度のことながらPTAに怒られかねない食べ物の使い方してますが、この素材の使い勝手の良さの前にはそんな苦情は無力です。と開き直るのは簡単だが、それにしても近頃あまりにもキッチンが甘ったるくて参る。
 あと指がコーヒーくさくて弱る。