こゆび侍「飴をあげる」

氷が溶け、夜が明け、夏が来る

こゆび侍企画公演、無事終演しました。面白かった/つまらなかった、それぞれに味は違うでしょうが皆様、こころに飴は持っていただけましたか? 現在地確認と冒険心の入り交じった企画公演でしたが、初めて観る方々、これがこゆび侍です。観慣れている方々、…

球体をめぐる善戦

知らぬ間に折り返してました残り3ステージ。決して明快なハートウォーミングものではないけれど、じわじわと心臓の奥のほう湯煎で蕩かして、まだ今年は降ってもいない雪融け水をそっと流し込むような希望が背後にチラつけば願ったり叶ったり。 きわめて個人…

3種アソートキャンディ

今日からいよいよ始まりました。 物語のオブラートを脱ぎ捨て感受性を直に撃ち抜く、こゆび侍アンプラグド『亡骸をめぐる冒険』 こゆび侍史上最速最大声量に挑む、集団ポエトリーリーディング『飴をあげる』 独自の手法による稽古を重ねた真骨頂作品、こゆび…

幕を上げる

家から稽古場までの所要時間が最後まで読めないまま、明日小屋入りです。 明日小屋入りですが、一旦ここで原点に帰り、台本の外側を生きる稽古が繰り返される。世間一般でいう「演技力」だけでは埋まらない部分をぎゅうぎゅうに埋め、台本の外側から内側へと…

アウトローになりたい

試行錯誤を繰り返しています。試行3:錯誤7くらいの割合で錯誤しています。どうなるかなんてやってみなきゃわからないんだから、とりあえず全力で走り抜けてみて、崖から落ちても気にしない爆発しても気にしない、わたくし尊敬する動物はワイリー・コヨー…

踏みたがる人たち

うかうかしてる間に11月が終わる。12月、僕の生まれ月が近づいて来ます。この時季は普段なら血眼になっても見つからないような種類の小道具が当たり前のように売られてたり飾られてたりする書き入れ時。ちょうどそこにフィットする受注があればこそ、ですが…

静謐系/現代文語会話劇

これからどんどん冬になるというのに切りすぎた(切られすぎた)髪で稽古場に向かう。おそらく2008年小道具仕事納めになるはずの現場は馴染みのアイツら、こゆび侍です。 最初の打ち合わせの際、成島氏が『小道具』ではなく『コラボ』と確かに言ったのを僕は…