映像化絶対可能

ここに死体を捨てないでください!

ここに死体を捨てないでください!

  • 意外な真相と大胆なトリックがあるからといって、たったそれだけで満足させる気は更々ない!とでも言わんばかりに繰り出される不必要な混乱、隠蔽、勘違いの数々。謎が笑いを呼び、笑いが謎を呼び、それらが知らず知らずのうちにドミノ倒しのように列をなし、怒涛のクライマックスで一気に雪崩れてくる。いたってシンプルな骨組みだったはずの事件を登場人物が総力をあげて引っ掻き回す、これは推理小説の名を騙ったシチュエーションコメディだと思うのです。