渦巻いて承転起結

  • こゆび侍も小道具が出ました(出揃いました、とは怖くてまだ言えない)。つまり完本。なんかこう、自分が関わってる芝居を褒めると妙な意味合いに取られそうであれなんですけど、あんなに解りにくく取っつきにくかったこゆび侍*1はどこへ行ったんだ、と言いたくなるよな出来映えと明確な発注。Bプロジェクトがあるとはいえ本職はこっち(小道具)なんで、手を抜くつもりは毛頭ありませんです。
  • 稽古はシーン毎に飛ばし飛ばしで行われるので、なんの前触れもなくムズ痒かったり痛々しかったり笑っちゃったり苦しかったり感情変異が忙しい。
  • そして、大多数の人にとってどうでもよさそうなシーンで、佐藤さんのキラースマイル*2が炸裂。うん、あれは「炸裂」以外に呼びようがないな。どうして今まで誰もああいう役を与えなかったんだろう、って思う。役というか、立場というか。一瞬なので是非とも見逃さないでいただきたいものです。

*1:タイトルがタイトルだけに間違われそうなのであらかじめ言っておきますが、映像も写真も一切残っておらず実際に見た/関わった人々の間で一種の口承文学と化している、ありとあらゆる意味において再演不可能な初期小指侍・幻の大作「ロイヤルなハニー」とは全く別の新作です。

*2:より正確にいえば「キラーニヤケ顔」なのだけど。